欧州でも「主流」が変わった? 増え続けるオートマ(AT)車 初心者にもおすすめのモデル 10選
6. ヒョンデi20
長所:広いキャビンとトランク。豊富な装備とスペース。 短所:軽快さに欠ける走り。乗り心地とハンドリングは及第点。 ヒョンデi20はスタイリッシュな小型車だが、かつてのようにセールスを牽引する存在ではない。それでも重要な立ち位置にいることは確かだ。 7速DCTが用意され、走りの活発さには欠けるが、それでも22.2km/lとかなり低燃費だ。 エンジンは最高出力わずか100psの1.0Lターボガソリン。とはいえ、小型車としては快適な部類に入る。ただ、刺激的な走りは期待しないほうがいい。
7. トヨタ・アイゴX
長所:長距離でも快適。多くの安全技術を標準装備。 短所:遅い。とてもとても遅い。ライバル車に比べて高価。 2台目のトヨタ車がランクイン。こちらはアイゴX――先代アイゴより背が高く、たくましさをましたコンパクトクロスオーバーである。 最高出力70psの1.0Lガソリンエンジン(ノンターボ)を搭載し、カタログ上では少々パワー不足に見える。街乗りでは悪くないが、0-62mph加速14.8秒という数値がその走りを物語っている。 ハイブリッドではないということもあり、ワンクラス上のヤリスよりずっと安い。1.0LエンジンにS-CVT(または “スモール” CVT)を組み合わせたベーシックはアイゴXは、1万7245ポンド(約325万円)で購入できる。 編集部の見解では、アイゴXのインテリアは、人間工学とテクノロジーを駆使した完璧なレイアウトで、完成されている。洗練性も素晴らしい。
8. ホンダ・ジャズ(フィット)
長所:抜群の低燃費。実用的なインテリア。 短所:割高な価格設定。運転しにくい。 英国仕様のホンダ・ジャズ(日本名:フィット)にはエンジンが1種類しかなく、トランスミッションも1種類のみ。 e-CVTが搭載され、価格は2万6395ポンド(約495万円)から。このリストの中では高価な部類に入る。 アベンジャーやコルサとは異なり、ストロングハイブリッドなので、低速では電気のみの走行が可能だ。エンジンはバッテリーを充電するための事実上の発電機として効率的に働いてくれる。 燃費もよく、ホンダは欧州WLTPサイクルの複合平均燃費を26.7km/lとしている。