欧州でも「主流」が変わった? 増え続けるオートマ(AT)車 初心者にもおすすめのモデル 10選
3. スコダ・ファビア
長所:素晴らしい乗り心地。使いやすいインテリア。 短所:運転しにくい。傷つきやすいプラスチックの内装。 イビサと同様、スコダ・ファビアも中身はフォルクスワーゲン・ポロと同じなので、1.0L TSIガソリンエンジンに7速ATが組み合わされている。 価格は2万1780ポンド(約410万円)で、セアトより若干安い。 AUTOCARがスコダ・ファビアを気に入っているのは、広くて実用的で、本当に使いやすいインテリアを持っているからだ。 さらに、市販されている一部の高級モデルよりも乗り心地がよく、日常の足としての魅力を大きく高めている。イビサほど運転が楽しいわけではないが、小型車としては非常に優れている。
4. トヨタ・ヤリス
長所:クラストップの経済性。街中での走行性能に優れる。 短所:後部座席とトランクが狭い。エンジンがマニア向けではない。 トヨタ・ヤリスにもATが標準装備されているが、他車とは少し異なる。 「e-CVT」と呼ばれるもので、最も効率の良いギアを自動選択するようにプログラムされている。ありがたいことに、表面上は従来のATと同じような働きをする。 ヤリスの英国価格は2万2640ポンド(約425万円)からで、現在販売されているこの種のクルマの中では最も安い部類に入る。エンジンはハイブリッドの1.5Lガソリン1種類だけなので、とてもシンプルだ。 最高出力115psと、欧州WLTPサイクルで最高30.0km/lというクラストップレベルの低燃費を両立している。 この燃費は日常走行でも実際に達成できるものだ。また、0-100km/h加速は9.7秒と、決して遅いわけではない。
5. ジープ・アベンジャー
長所:優れたエネルギー効率。EV仕様よりバランスが取れている。 短所:他のマイルドハイブリッド車の方が運転は楽しい。実用性に欠ける。 ジープのコンパクトクロスオーバー、アベンジャーは当初EVとして大々的に登場したが、その後マイルドハイブリッド車が追加された。1万ポンド(約190万円)近く安価な上、ご存知の通りATが選べる。 これはオペル/ヴォグゾール・コルサやプジョー208(どちらもジープと同じくステランティス傘下)と同じ6速DCTで、トランスミッションに電気モーターが搭載されている。 電気モーターとトランスミッションの組み合わせにより、中速域でのパフォーマンスを30%向上させるが、シフトアップやシフトダウンが遅いことがある。 とはいえ、アベンジャーのラインナップに用意されているEV仕様やMT車よりも良い選択肢であることに変わりはない。最高出力128ps、最大トルクは20.8kg-mで、ほとんどのドライバーにとって十分すぎるほどだ。