『タコ』の価格高騰でたこ焼き屋ピンチ スーパーではマグロ並みの価格に “悪魔の魚”から人気食材に変わり日本が買い負けも
■「タコマイレージ制度」や人工的にふ化させた稚ダコを放流などの対策も
海外から輸入されるタコの価格高騰に、日本有数を誇る明石のタコの漁獲量減少。 明石でタコが減っている理由の1つとして釣り客が増えたことも背景にある。 こうした状況を少しでも改善しようと、明石市の漁業組合などは新たな取り組みを実施した。 その名も、「タコマイレージ制度」。 釣り客が釣ったタコを放流するとその数に合わせてポイント還元し、ステッカーなどと交換することができる。 ほかにも人工的にふ化させた稚ダコを放流するなど漁獲量の減少に歯止めをかけようとしている。 西二見漁業協同組合・松本久進代表理事組合長:1年2年、そんなそんな短いスパンで増えることはないと思う。 釣り人らで漁師も何かプラスになるようなことやっていきながら、増やしていけたらなと思います。 関西の名物に欠かせないタコ。 “庶民の味”が今後、手の届かない存在になってしまうのか。
■“悪魔の魚”から「人気シーフード」へ
タコの価格は今後どうなっていくのか? 東海大学海洋学部・山田吉彦教授によると… ・円安が落ち着き、輸入タコの価格が下がることに期待。 ・あまりタコを食べないインドネシアや周辺国でとれたタコが日本の市場に入ってくることを期待。 関西テレビ・神崎博報道デスク:マレーシアに駐在していたんですけど、地元の人が行く市場やスーパーでタコを見かけたことは記憶にないです。 インドネシアの人もとっている間に、食べて美味しかったと気づいたら、日本に入って来なくなるんじゃないかと思いますけどね。 秦令欧奈アナウンサー:(たこ焼きの)衣もたこに負けないくらい好きなので。タコなしたこ焼きとかあってもいいんじゃないかなと。 タコは高たんぱく、低カロリー、子供が食べると顎の発達にもつながる。いいところがいっぱいありますから、価格が気になりなるところだ。 (関西テレビ「newsランナー」 2024年11月14日放送)
関西テレビ
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