【オリックス】宮城大弥が年男の誓い「18勝します」独占コラム「一生百錬」新春特別版
オリックス・宮城大弥投手(23)が、年男となる2025年もスポーツ報知に独占コラム「一生百錬」(随時掲載)を寄せます。新春特別版ではエースとして引っ張る先発陣や、メジャー挑戦する同学年の佐々木朗希投手(23)への思いを告白。尊敬するドジャース・山本由伸投手(26)から背番号18を受け継ぎ「18勝します」と覇権奪回にかける決意もつづった。 あけましておめでとうございます。2025年も、スポーツ報知でコラムを担当することになりました。昨年に続き、できれば昨年以上に、優しい目で見守ってください! 今は沖縄に帰省しています。この時期の楽しみといえば、ご飯です。特に通堂(とんどう)というラーメン屋さんがお気に入りで、必ず行きます。辛味もやしが食べ放題。めちゃくちゃおいしいので、みなさんもぜひ行ってみてください。あとはファストフードのエンダー(A&W)やキンタコ(キングタコス)。食の好みは、高校生や大学生と同じですね(笑)。 2001年生まれの僕は2回目の年男となります。調べてみると、本厄でもあるようです…。何か極端ですけど、けがをした去年も前厄でした。悪いことは断ち切ったとして、前向きに進んでいきます。 昨年で言うと、一番強かったのはソフトバンクさんです。投手として無駄な失点や、もったいない四死球は絶対にありました。そこを改善すれば、うまくいきます。曽谷(龍平)さん、東(晃平)さんやペータ(山下舜平大)。僕を含めたそれぞれがもっと上を目指し、規定投球回が当たり前のような存在になれば、九里(亜蓮)さんの負担も減るはずです。 言い方は悪くなるかもしれませんが「7人目、8人目は必要がない」と周りの方に言われるような、先発陣をつくりたいです。全く隙がなく、若い投手から「チャンスがないから、しんどいわ…」という声が出るぐらいの先発陣になっていきたいです。僕はそのつもりで準備をしていますし、それができる先発陣だと思っています。 さて、同学年の佐々木朗希くんが米大リーグに挑戦します。実は昨シーズンの終盤、2人で話す時間がありました。20~30分ぐらいでしょうか。彼から「誕生日プレゼントを渡したいんだけど」と連絡があり、いい香りのするハンドクリームやボディークリームをもらいました。「これからどうすんの?」「(メジャーに)行きたいけど…」という会話でした。彼は世代を代表する一番の投手だし、僕たちの関係性は変わりません。お互いの場所で頑張って、野球を盛り上げたいです。僕はただ、これからも彼を応援しています。 新たに背番号「18」をいただきました。僕のために動いてくれた編成部アマチュアスカウトグループ長の山口和男さん、OKをくださった岸田護監督、山本由伸さん。そして球団の方々。18番の先輩方に負けないよう、18勝して恩返しをします。去年はもう、過ぎたことです。引くことなく、押せ押せの勢いでいけば、どのチームにも勝てると思います。何としても優勝し、岸田監督をもっといい男にします。(宮城 大弥)
報知新聞社