【日本株】2024年・秋の「おすすめ10万円株」を紹介!M&Aと海外進出で成長加速の「JPホールディングス」、配当に前向きな「東急不動産ホールディングス」に注目
【2024年・秋のおすすめ10万円株】M&Aと海外進出に積極的な「JPホールディングス」や、渋谷周辺の再開発を手掛ける「東急不動産ホールディングス」に注目! 【図版】注目の10万円株は? ●アナリストが注目するのは、政策が追い風の「JPホールディングス」や、 前向きな配当政策も魅力の「東急不動産ホールディングス」! 日本株の売買単位は原則として「100株」だが、100株を買うために必要な最低投資額は、銘柄によって数千円~数百万円までバラつきがある。当然、株価が安くて最低投資額が低いほうが買いやすいが、株価が安い銘柄は業績が悪いなどの理由で不人気な場合が多く、注意が必要だ。とはいえ、なかには最低投資額が10万円台以下の「10万円株」でありながら、好業績で成長性が高い銘柄もある。 そこで、ここでは10万円台以下で買えて、アナリストが業績や成長性をチェックしたうえで”強気”と評価している「10万円株」の2銘柄を紹介していこう(※最低投資額などの数字は、2024年9月4日時点。投資判断は今後3カ月に関するもので「買い」「強気」「中立」「弱気」「売り」の5段階。投資判断や分析コメントはアナリストなど17名から構成された「ダイヤモンド・ザイ人気500銘柄分析チーム」が担当)。 一つ目の銘柄は、9月4日時点で100株を7万円で買えるJPホールディングス(2749)だ。 JPホールディングスは、保育園や学童クラブなどの施設運営から給食の請負、人材派遣や物販まで、子育て支援を総合的に手掛ける企業。政府の少子化対策「こども未来戦略」が大きな追い風になっている。 第1四半期の営業利益は前年同期比61%増。進捗率も前年を上回る。保育事業に対する投資家の理解も進み、景気に左右されにくいディフェンシブ銘柄として評価が高まっている。同業他社のグローバルキッズ(6189)やAIAIグループ(6557)は予想PERが20倍超であるのに対し、業界最大手のJPホールディングスはPER17倍台と、割高な株価水準ではない。 続いて紹介するのは、100株を10万円で買える東急不動産ホールディングス(3289)だ。 東急不動産ホールディングスの第1四半期の業績は減益だが、物件の売却時期のずれ込みによるもので、懸念の声は少ない。インフレによる資産価格上昇の恩恵はあるものの、日銀の利上げを受けて不動産株の株価は軟調だ。 しかし、注力する広域渋谷圏のオフィスや分譲マンションの需要は堅調。ホテルも訪日客の増加を取り込み、事業の好調ぶりでは業界最大手グループに見劣りしない。ホテルやゴルフ場などが割引となる株主優待を行うほか、過去10年で9回増配し、足元で3%超の配当利回りも魅力だ。
ザイ編集部
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