【地方競馬】高知のイモータルスモークが重賞初制覇、大山龍太郎も重賞初勝利
「園田チャレンジカップ」(20日、園田) 7番人気で高知のイモータルスモークが道中3番手から直線で鋭く抜け出して重賞初制覇。騎乗した大山龍太郎騎手(20)=西脇・坂本和=も2021年4月のデビューから4年目で重賞初勝利を挙げた。2着は8番人気のアドワンが逃げ粘り、3着には4番人気のスマイルサルファーが直線で馬群を抜け出して続いた。1番人気のカレンロマチェンコは見せ場なく11着に終わった。 【写真】重賞Vを果たしたイモータルスモークと関係者 高知から遠征して2頭出しの田中守厩舎で、断トツの1番人気に支持されたのはカレンロマチェンコだったが、勝ったのは伏兵のイモータルスモークの方だった。「2頭とも同じくらいの仕上がりだったが、逃げ馬の後ろにつけられたのが良かった。短距離を続けて使って、行き脚がつきやすくなったのかな」とトレーナーは予想外の結果に驚いた。 レースはアドワンが逃げて、2番手外にダノンジャスティス、3番手内にイモータルスモークが続いた。「いいハミの取り方で安心して乗れた。3~4角は手綱を持ち切れないくらいの手応えで、直線では『後ろから来ないで』と願っていた」と大山龍。自身の重賞初勝利は「いい馬に乗せてもらいながら結果を出せなかったので、勝ててうれしい。でも、ガッツポーズの仕方が分からなかった」と戸惑う場面もあった。 明暗を分けた田中守厩舎の2頭。「カレンロマチェンコは走らかったなあ。この後は休養になると思う」とトレーナー。イモータルスモークは予定通りのローテーション。次走も園田で10月18日の兵庫ゴールドカップに参戦。今度は本命に推されて重賞連勝を目指すことになる。