【エリザベス女王杯】「不利」がなければどうだった? シンティレーション完璧なエスコートが直線で暗転
[GⅠエリザベス女王杯=2024年11月10日(日曜)3歳上牝、京都競馬場・芝外2200メートル] 【写真】直線で不利を受けた「問題のシーン」 マーカンド騎乗で臨んだ4番人気シンティレーション(5歳・池上)は10着に敗れた。 直線まではエスコートは完璧だった。12番枠だったが、1コーナーまでに内ラチ沿いを確保するファインプレーで、距離ロスなく中団をスムーズに追走。向正面ではレガレイラを後ろに置く形で、ちょうど2着ラヴェルと同じぐらいの8、9番手だから、このポジショニングも悪くなかった。 マーカンドも「行く馬を行かせて中団でじっくり進められて思い通りでした。2200メートルが初めてで少しハミをかむところがありましたけど、なんとか折り合っていました」と自身の騎乗に合格点をつけた。 ツイていなかったのは直線に入ってからだ。レガレイラに外から割って入られてことで馬が頭を上げてバランスを崩すシーン。運悪くこの場面で逃げていたコンクシェルがバテてきたのも邪魔になり、内によけるシーンが…。その後は流れ込むだけ。あの不利がなければどうだったのかという「?」は残った。 この点についてマーカンドは「直線は自分の進路のところで外から入ってこられて残念でしたね」と。ただ、距離について「2000メートルのほうがいいね」とも話したので、手応えもそこまではなかったのかもしれない。
東スポ競馬編集部