独が国境の抜打ち検問を開始 移民取り締まりで半年の予定
アーヘン、ドイツ、9月17日 (AP) ― ドイツは9月16日、非正規移民を取り締まりのため、国境を接する西ヨーロッパ5カ国の検問所で抜き打ち検査を開始した。ドイツはすでに他の4カ国との国境で実施されている移動式国境管理システムを新たに5カ国との間で運用する。 検問はフランス、オランダ、ベルギー、ルクセンブルグ、デンマークとの国境で16日未明に開始され、当初は6カ月間の予定。ドイツはすでに昨年からポーランド、チェコ共和国、オーストリア、スイスとの国境で検問を実施している。 欧州連合加盟国であるドイツは先週、最近の過激派襲撃事件を受けて、移民や犯罪取り締まりの一環として、今週中に国境検問を9カ国の陸路国境すべてに拡大すると発表した。 国境での検問は、シェンゲン協定として知られるEU域内の自由旅行・自由貿易協定(FTA)の精神から一歩踏み出すものだと見る向きもあり、欧州の結束が試されている。 (日本語翻訳・編集 アフロ)