【速報】東海道新幹線 きょうの運転を全線で取りやめ 雨の影響で運転見合わせのまま…雨が規制値下回る見通したたず
東海道新幹線は、29日午後4時すぎから、一部区間で運転を見合わせていましたが、規制値を下回る見通しが立たないとして。きょうの運転を取りやめました。 【画像で詳しく確認】九州に上陸した台風10号 雨風シミュレーションを時間ごとに見る 始発駅を今後発車する予定の列車はすべて運休するとしました。また現在運転している列車については、●途中で運転を打ち切るか、●始発駅に折り返すなどの対応をするということです。 現状、上り下りとも、東京ー新大阪の間で運転を見合わせていました。午後6時半の時点で、過去24時間で315ミリ、かつ過去1時間で20ミリの雨となっていました。
◆東海道新幹線の運転見合わせ基準
JR東海への取材によりますと、東海道新幹線の運転見合わせにつかう基準は以下のようなものです。 沿線等に設置した59箇所の雨量計を用いていて、降雨量による運転見合わせの規制値は、従来から3つの指標があります。 〇1時間雨量が、60ミリ以上 〇1時間雨量+24時間雨量が、40ミリ以上+150ミリ以上 〇24時間雨量+10分間雨量が、300ミリ以上+2ミリ以上 これにくわえて、土石流が発生した際に新幹線の運行に影響を及ぼす恐れのある箇所(小田原ー熱海間 新富士ー静岡間 静岡ー掛川間)を対象に、気象庁の「土壌雨量指数(雨による土砂災害危険度の高まり)」を用いた規制を導入していて、計4指標で判断するということです。
◆あす30日 新幹線は「バラバラ運行」
東海道新幹線は、あす8月30日は始発から「三島―名古屋」間で運転を終日取りやめることが決まっています。 東京駅ー三島駅間と、名古屋駅ー新大阪駅間は、所定ダイヤでの運転を取りやめ、「こだま号」として1時間あたり上下各2本程度、普通車全車自由席になるということです。 JR東海は、在来線を利用した乗り継ぎについて、在来線でも運転見合わせが発生する可能性があるとして「東京駅~新大阪駅間を通しでのご旅行は、東海道新幹線全線運転再開までお控えください。」としています。
◆山陽新幹線も計画運休
また、JR西日本は山陽新幹線について、あす30日は、広島―博多間で「始発ー最終」まで、終日計画運休を実施することを決定しました。そのため、あすの東海道・山陽新幹線エリアの運転は以下のように、切り分けられます。 ・東京ー三島 ※上下各2本程度、普通車全車自由席の「こだま」 ・名古屋ー新大阪 ※上下各2本程度、普通車全車自由席の「こだま」 ・新大阪―広島 一部運転を取りやめる列車あり 東海道との直通なし