ミズノ「モレリア ネオ Ⅳ ジャパン」が 多くのフットボーラーに愛されている理由とは
素足感覚を維持しながら、ホールド感と安定性が向上
シリーズ最新作「モレリア ネオ Ⅳ」が登場したのは昨年の7月。旗手怜央選手や相馬勇紀選手といった日本代表選手も愛用しているモデルだが、「モレリア ネオ」シリーズのシェア拡大に貢献した「モレリア ネオ Ⅲ」からは、どこがアップデートされたのだろうか。 「モレリア ネオ Ⅳの開発は、モレリア ネオ Ⅲを愛用しているプレイヤーたちの意見を数多く集めるところからスタートしました。“変えないでほしい”“このままでいい”という意見もたくさんあるなかで、不満には感じていない不満というか、ここが良くなったらより良いかもしれないといった小さな声を集め、根幹は変えることなく、細部を微調整しました」 たくさんのファンを抱えたシューズのアップデートは難しい。一歩間違えれば、ファンを失うことになる。しかし、変わらずにその場に留まっていては、他社に追い越される可能性もある。
「モレリア ネオ Ⅳ」のアッパーは、前作同様、前足部にはウォッシャブルカンガルーレザーを採用。中足部には新しくBareFoot LeatherLeather NEOが採用された。
「モレリア ネオ Ⅲに採用したBareFoot Leather Leatherに関しては多くの選手からとてもポジティブなフィードバックをもらっていました。ただ、一部の選手からもう少しホールド感があるとうれしいという意見があったことから、斜め方向に2本、横方向に1本のナイロンフレームを内蔵しました。
材料自体を硬くすることでもホールド感やサポート感を高めることはできるのですが、そうすると硬さが出てしまい、魅力である柔軟性や素足感覚を損なう可能性があります。柔らかさをキープしながらホールド感を高めるために、フレームを搭載しました。 ラストについては前作に引き続き、現代のフットボーラーの足型に合うように設計されたEngineered Fit Last NEO(エンジニアード フィット ラスト ネオ)を採用しています」