高校野球 名門校のキャプテン2人、幼なじみとして「ここで会えることに運命を感じる」甲子園を目指して闘志
第106回全国高校野球選手権(8月7日から17日間、甲子園)の代表校を決める愛知大会の開会式が28日、名古屋市のパロマ瑞穂球場で行われた。雨天のため、会議室で関係者のみで行われ、前回大会優勝校である愛工大名電の山口泰知(3年)、準優勝校の中京大中京・杉浦正悦(3年)の両主将は、優勝旗などの返還のために出席。幼なじみでもある2人は。「負けられない」と最後の夏に1枚の甲子園の切符を懸けて戦う決意だ。 ◆高校野球 愛知大会組み合わせ【トーナメント】 愛知県安城市出身で、保育園から付き合いがある親友同士。小学2年のとき、ソフトボールを一緒に始めた。桜井スポーツ少年団(現安城桜井SBC)では山口がエースで主将、杉浦は捕手で副主将でバッテリー。中学のチームは違ったが、桜井小、中と同じ学校に通った。 高校はそれぞれ愛知県内屈指の強豪校へ。山口は「お互い名門の主将として、ここで会えることに運命を感じる」と明かす。2年次だった昨夏の大会もレギュラーだった杉浦と、今春のセンバツで先に甲子園を経験した山口。互いの活躍が常に刺激になっていた。 最後の夏の組み合わせでは、両校が勝ち上がれば準々決勝以降での対戦がかなう。杉浦は「泰知のことは試合で会う度に意識していた。名電には去年も負けているので、絶対に勝ちたい」。負けられない夏の戦いがいよいよ始まる。
中日スポーツ