「株価は10%以上、上昇した」フェラーリ加入のハミルトンに期待の声 母国での人気ぶり強調「シルバーストーンが真っ赤に染まる」
F1史上最多の105勝を記録し、最多タイとなる7度のワールドタイトル獲得の実績を誇るルイス・ハミルトンが新たにフェラーリの一員となる。12シーズンを過ごしたメルセデスを離れ、40歳で迎える来シーズン、新天地でのパフォーマンスに期待が寄せられている。 【動画】予選3位の好走に角田裕毅もガッツポーズ!スタッフと歓喜を分かち合う歴史的瞬間の映像 今年2月、フェラーリと2025年からの2年契約を結んだことを発表、数々の栄誉を手にしたメルセデスとのパートナーシップ解消を決断しシーズンに臨んだ。ここ2年は勝利から遠ざかっていたものの、地元イギリス、さらにベルギーでも表彰台の中央に登り、健在ぶりを印象付けている。 そのハミルトンが来季、フェラーリのステアリングを握ることで、どんな走りがみられるのか。英メディア『F1 OVERSTEER』からは、極めてポジティブな見解が伝えられている。 現地時間12月22日、同メディアは「ルイス・ハミルトンとフェラーリは、F1で最も市場価値の高い組み合わせとなるだろう」などと報じるとともに、「シルバーストーンやラスベガスで見せたように、彼にはまだ驚異的なレースペースがあることを証明した」と今季の走りも振り返っている。 ハミルトンのフェラーリ入りに関して同メディアは他にも、「2月に移籍が発表された際、フェラーリの株価は10%以上上昇した」などと賛辞を続けた。 さらに今季、優勝し復活を遂げた母国GPでのエピソードとして、「多くのファンがメルセデスのグッズを身に着けており、それはチームを応援しているというよりもハミルトン個人を支持している人々によるものだった」と回想。その上で来季を見通し、「シルバーストーンの観客席が突然赤一色に染まる光景は、間違いなく不思議な感覚を与えるだろう」などと綴っている。 加えて、イギリス出身のフェラーリドライバーによる地元でのグランプリ出場が、1999年のエディ・アーバインが最後であると説明しながら、「彼は当時、2位を記録した。その成績を上回ることをハミルトンは目指している」と指摘。母国レースでの活躍に期待を寄せた。 2024年シーズンのフェラーリはコンストラクターズランクで2位と躍進を遂げている。ハミルトンが加わることにより、名門の完全復活への可能性も大いに高まるはずだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】
- 角田裕毅ではなく、なぜローソン? レッドブルの選択に独記者も疑問符「ツノダは本当のチャンスを一度も与えられなかった」
- 「解雇とは違う」ペレスの”処遇“は「正しい選択」だったとホーナー代表が強調 来年は「数回のショーランを担当する予定」
- 「チームに留めておく意味があるのか」ホーナー代表が明かした角田裕毅の評価 RB5年目の来季が最終シーズンか 「手放すか、別の道を探すしかない」
- 「レースでやや優れていた」ホーナー代表がローソン昇格の理由を説明 将来性を有望視も英メディアは「ツノダにとっては納得し難いもの」
- 「ユウキは本当に気の毒だ」ローソンのレッドブル昇格報道に英識者が憤り 角田裕毅を起用して「うまくいかなければリアム昇格もできた」とも