湘南の生え抜き田中聡が広島へ完全移籍「悩んだ末にこの選択に至りました」
J1湘南ベルマーレは30日、MF田中聡がJ1サンフレッチェ広島に完全移籍することを発表した。 湘南の下部組織で育ち、世代別日本人代表にも選出されていた田中は2020年にトップチームデビュー。コルトレイク(ベルギー)への移籍を経験した後、2023年から湘南に帰還すると、同クラブでJ1通算114試合に出場していた。 田中は湘南のクラブ公式サイトを通じてコメントを発表した。 「サンフレッチェ広島に移籍することになりました。まずは湘南ベルマーレで約6年間サッカーができたことを幸せに思います。自分がどんなに調子を落としても試合に使ってくれた智さん、敏さん、不満はあったであろうチームメイトのみんな、どんなに連敗して勝てなくても最後まで信じて声を出し応援してくれたサポーターの皆さんには、本当に感謝しかありません。 ベルマーレユースに加入していなかったら、今のプレースタイルも築けていないですしプロにもなれていなかったと思います。アカデミースタッフの皆さんにも感謝しています」 「20歳の時、ベルギーへ行きましたが全く活躍できず、世代別代表に行っても自分のプレーが通用せず、ベルマーレの一員としてプレーしている時が一番楽しく一番自分を出せました。 でも自分は海外で活躍し、日本代表選手になることが昔からの夢です。だからこそベルマーレではないまた違ったクラブで結果を残す、活躍するということが大事なのではないかと思っているのが本音です。自分勝手だと思いますし、理解してもらうのは難しいかもしれませんが、自分なりにたくさん考えたくさん悩んだ末にこの選択に至りました」 「改めて湘南ベルマーレに関わる全ての皆さんに感謝しています。これからもサッカーをたのしんでプレーしていきます。本当にお世話になりました」 なお、田中は広島のクラブ公式サイトで「湘南ベルマーレから加入することとなりました田中聡です。サンフレッチェ広島というクラブでプレーできることを感謝しています。自分らしさを出し、広島のために戦います。これからお世話になります。よろしくお願いします!」と意気込みをつづった。