独自の TikTok 10ヵ条でフォロワーを爆増させたディップ、SNSを使った新サービス「ビズリアル」も好発進
ディップ式「TikTok10ヵ条」「YouTube5ヵ条」でバズ再現を
寄藤氏いわく、このマーケティングフレームのうち、とくに大事にしているのが、「TikTok10ヵ条」(下の図)だ。同社ソーシャルメディア課がいくつもの動画の成功パターンをインプットし、検証して作り上げたルールとしており、個人の好みに左右されず、バズを再現できるようになった。この規則の導入で、TikTokでは36万人のフォロワーを獲得している。 自社作成のTikTok10カ条が重要な指標に 一方でYouTubeについては、「YouTube5ヵ条」を作成。「チャンネルコンセプトに合う内容」「15秒で意図的にフックをつける」「コメント誘導できる仕掛け」「ひと目で見てわかりやすいサムネ」「見どころを1分に2回出し、最後まで見てもらう」としており、このルールを取り入れ、現在は18万人の登録者数を抱えている。マスコミ関係やエンタメ業界を除いた企業アカウントでは、トップクラスのフォロワー数だ。 YouTube5ヵ条も作成 SNS上の自社アカウントを育て、さながらインフルエンサーやメディアとして、企業とのタイアップを行う。求人情報サイトを運営するディップだからこそ、本業との相乗効果も大きい。ビズリアルで使われる動画が作成されれば、企業のホームページやSNS、バイトル求人原稿の動画二次掲載も可能だという。 SNS、そして動画コンテンツを使ったこの新たなイノベーションサービスは、求人業界の新たな手法となりえるだろうか。 ※トップ画像はソーシャルメディア課のメンバー。右から寄藤課長、社員インフルエンサーの鈴木ももさん、ビズリアルをメインに担当する伊藤愛莉さん、橋本優也さん Written by 島田涼平 Photo by 三浦晃一
島田涼平