「大谷がジャッジよりベター」「彼の存在がジャッジの記録価値を高める」“50‐50”偉業達成で2人のMVP候補の比較論が激化
大谷とジャッジの相乗効果を示す声もあがった。 昨年ヤンキースで打撃コーチをつとめ、レッズ時代には一塁手としてシェアな打撃が評価され3度の米球宴出場の経験があり、そのリーダーシップから「市長」の愛称をもらっていたショーン・ケーシー(50)が、自身のポッドキャスト番組「ショーン・ケーシーの市長室」で、大谷の偉業についてこう語った。 「私たちはファンが冷静に自分たちが何を見ているのかに気づいていることを願っている。なぜなら、50―50というのは、これまでに一人しかやったことのないことだから。そしてそれが大谷翔平だ。昨年の(ロナルド)アクーニャをJrを見ればわかる。それも信じられないことだったが、大谷は、その記録からさらに10本も本塁打を加えているんだ」 大谷の大記録を称えたケーシー氏は、大谷と昨年はチームで指導していたジャッジとの比較論に話を移した。 「50本塁打を打つことがどれほど難しいかを考えて欲しい。そして今のジャッジを見てもらいたい。ジャッジは、63(本塁打)について話しているんだ。翔平と一緒にいる(競い合うシーズンを過ごす)ことで63(記録)の価値がさらに高まると思う。『うわあ、この男は毎晩本塁打を打っているみたいだ』と(ファンが)思うからだ。私たちは、もしかしたら史上最高の選手を見ているのかもしれない」 大谷の歴史的偉業がジャッジが2年前にロジャー・マリスが1961年に記録したア・リーグのシーズン最多記録60を抜いた62本の記録に再び脚光を集めるという意見だ。2人は今季のMVPの最有力候補。そしてすでに両チームはプレーオフ進出を決めておりワールドシリーズで対戦する可能性がある。早くもファンの間では「大谷vsジャッジ」の直接対決が実現する世界一決定戦への期待が高まっている。
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