「ソファやベッドなどを愛猫に占拠された」経験のある飼い主は約8割! 猫が好む場所には特徴も?|獣医師解説
そろそろ寝ようとすると……
「ベッド。私がそろそろ寝るなとわかると一足先にベッドに行き、ビローンと長くなり占領している」 「いつも通りに『さぁ寝ようかなぁ……』とベッドに向かったら、2匹で私の枕に人間のように頭を乗せて寝ていました。ちゃんと掛け布団もしていたので笑っちゃいます!」 「飼い主のベッドがお気に入りらしく、布団に入ろうとしたらベッドの真ん中で体を伸ばしてゴロゴロしていることが多い」 「枕の上。寝ようと思ったら愛猫が枕の上で香箱を作り、ウトウトしていました」 「寝るときにいつも一緒なので、部屋に入ると愛猫が先にベッドにいて、ど真ん中にデーンとヘソ天してる」
ほかにも、こんなエピソードが!
「オットマンを誕生日に夫に買ってもらったのですが、いつの間にか私の足ではなく、猫さんたちの居場所になってしまいました!」 「ゆったりくつろげるパーソナルチェアが1つあるが、人間と猫とでお互いがいない隙を見て取り合っている」 「電子ピアノの上。蓋のないピアノなので、鍵盤の上に陣取られて練習ができないことがちょくちょくあります」 「床に座るときに使ってるクッションを占領され、いつの間にか猫のベッドにされてしまった」 「ヨガマットの上に乗って、爪をとぎだした」 「先に猫の食事を済ませて、人間が食べようとしたらダイニングチェアに猫が乗っていました。仕方ないので立って食べました」 「ビーズクッション。自分用に買ったのに気に入ってしまって、差し上げました」 「テーブルで作業していて少し席を離れると乗っています。もちろんなかなか避けてくれません。新聞を床に広げて読んでいるともちろん乗ります。こちらも避けてくれません」
【獣医師解説】飼い主さんが過ごす場所をいつの間にか占拠する猫、その理由は?
飼い主さんたちの回答にもあったように、猫は飼い主さんが普段過ごす家の中の場所を、いつの間にか占拠することがあるようです。猫のこの行動からは、どのようなことがわかるのでしょうか。ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。 岡本先生: 「猫が『ここで過ごしたい、くつろぎたい』と思うような場所には、次のような特徴があると思います。 ・温度がちょうどいい ・ふかふかしていて心地いい ・安心する そのため、猫が占拠しがちな場所というのは、飼い主さんのベッドや布団、ソファや椅子、座布団やクッションなどが多いのではないでしょうか。また、これらのような場所を猫が占拠してしまう理由としては…… ・飼い主さんのぬくもりや匂いがついていて安心する、リラックスできるから ・心地のいい場所(ふかふかしているなど)を見つけるのがうまいから ・『飼い主さんのいた場所が気になる』『飼い主さんにかまってほしい』などという気持ちから などといったことが考えられるでしょう」 (監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生) ねこのきもちWEB MAGAZINE『飼い主さんが過ごす場所を占拠する猫に関するアンケート』 ※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。 ※記事と写真に関連性がない場合もあります。 ※記事の内容は2024年9月時点の情報です。 取材・文/雨宮カイ
ねこのきもちWeb編集室