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埼玉県で、駄菓子屋の納屋に侵入した男が、家族で約15年使用していた自転車を盗む様子が防犯カメラに記録された。 店主は長年の愛用品を奪われたこと、また、地域の人情を大切にする店での犯行に怒りを示していて、警察に相談しているという。 【画像】自転車をまるで自分の物かのように盗み去っていく瞬間（埼玉・加須市、計7枚）

納屋の愛車を盗んだ自転車ドロボー

埼玉・加須市で14日午前1時ごろ、レトロな雰囲気が漂う昔ながらの駄菓子屋で盗まれたのは、駄菓子ではなく“生活の足”だった。 このお店で普段から使用している納屋で、“あるもの”が狙われた。 「駄菓子屋いながき」店主・宮永篤史さんは、「ここに白いママチャリが置いてあったんですけど、外に持ち出してっていう映像が映っていて」と話す。 盗まれたのは、家族で約15年愛用していた自転車。 その犯行の一部始終が、防犯カメラに記録されていた。 画面左から歩いてくる人物が納屋の前で手に持っていた「たばこ」を放り投げ踏みつぶすと、今度は懐中電灯で納屋を照らし、何やら中を物色し始めたのだ。 すると、一直線に奧へと進み、止めてある自転車を、まるで自分の物かのように盗み去っていった。

「腹立つし嫌な気持ち」

「駄菓子屋いながき」店主・宮永篤史さんは「ゾッとしました。すごく気持ち悪い。結構長く乗ってて、家族で共有で使っていたので悔しい」と話す。 人情を大事にしている駄菓子屋に現れた情け知らずの自転車ドロボーに、「みんなのためにと思ってやっているお店なので、そういう悪いこと起こされると悔しいし、腹立つし、嫌な気持ちにしかならない」と話している。 店主は、警察に相談しているという。 （「イット!」12月24日放送より）