伝説のメルセデス190E 2.5-16 EvoIIへのオマージュ「HWA Evo」は1億円オーバーでも限定100台はほぼ完売!
HWAはすべてを独自に開発している
100台のモデルはすべて、厳選された「メルセデス190(W201)」をシャシーの状態にまで分解してから組み立てるという膨大な労力を費やしている。フロントとリヤでは、HWAオリジナルのアルミニウム製サブフレームが組みつけられ、ロールケージと合わせて、衝突安全性が大幅に向上した。「W201のシャシーのほとんどが残っていません。75パーセントが特別に開発されたパーツに置き換えられ、ねじり剛性はオリジナルの2倍以上になっています」と、シェーニング氏は説明する。 ドライブ、パフォーマンス、サスペンション、ブレーキ、空力特性、安全機能は最先端のものでなければならないという考え方によりHWAは自社ですべてを開発する。
450馬力のメルセデス製V6ツインターボ
しかし、235馬力のオリジナルとは異なり、4気筒エンジンは搭載されていない。代わりに、アファルターバッハのチームは、メルセデスのV6ツインターボを採用した。AMGの「430」モデルなどにも採用されている、排気量3リッターの6気筒エンジン(M276)を、HWAでは大幅に改良し、ドライサンプ潤滑方式に変更している。エンジンをできるだけ後ろに、かつ低く配置するために、フロントアクスルは5cm前方に移動された。 約450馬力、550Nmのパワーを発揮する「Evo」は、初代「190 EvoII」のほぼ2倍のパワーを誇る。このパワーは、トランスアクスル構成の6速マニュアルトランスミッションを介して後輪に伝達される。最高速度は、電子制御により270km/hに制限されていると言われている。
450馬力では物足りないという人には、いわゆる「アファルターバッハパッケージ」が用意される。このパッケージでは、出力を500馬力にまでアップし、スピードリミッターを解除することで、「HWA Evo」が300km/hの壁を突破できるようになる。
ブレンボ、KW、ボッシュ
HWAが開発・生産を行わない部品は、著名なサプライヤーから調達されている。例えば、KWの電子制御式ダンパー(標準仕様では手動調整)などだ。さらに、フロントエンドを30mm持ち上げるリフト機能(オリジナルと同様)も搭載している。ブレンボが供給するフロント380mm、リヤ360mmの大型スチール製ブレーキシステムは、オプションのカーボンセラミックブレーキと同様、重量わずか1,360kgの車には贅沢な装備だ。しかし、HWAはさらに踏み込み、ボッシュの協力を得て、わずか100台の少量生産車のために膨大な労力を費やし、「Evo」専用にESPシステムを開発した。
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