インド、大気汚染悪化で移動制限など強化 デリー首都圏で
Manoj Kumar [ニューデリー 17日 ロイター] - インド政府は17日、大気汚染が悪化していることを受け、ニューデリーとその周辺で建設活動や車両移動の制限を強化すると発表した。 18日からディーゼルトラックの使用禁止や教育機関の閉鎖、遠隔地勤務への移行を推奨する。地元当局は粉塵対策として、粉塵抑制剤入りの水を撒くことや機械による掃き掃除も計画している。 一般市民、特に子供や高齢者、呼吸器系などに慢性疾患がある人は外出しないよう呼びかけている。 インド北部の大気はここ1週間で悪化しており、ニューデリーの大気質指数(AQI)は17日に厳しい状況とされるカテゴリーに入った。天候の悪化や周囲の州で行われる稲作後の株焼きが要因となっている。