10月の有効求人倍率1・25倍、前月を0・01ポイント上回る
厚生労働省は29日午前、10月の有効求人倍率(季節調整値)が前月を0・01ポイント上回る1・25倍だったと発表した。新規求人倍率(同)も前月を0・02ポイント上回る2・24倍だった。
新規求人数(原数値)は、前年同月比で1・2%増加した。産業別では、「学術研究、専門・技術サービス業」が8・9%増え、情報通信業が6・4%増加した。「宿泊業、飲食サービス業」は6・5%減、「教育、学習支援業」は4・9%減だった。厚労省は「人手不足が続く一方、物価高騰による業績悪化で求人をためらう事業者が出ている」と分析している。