二階俊博氏の後継・伸康氏に女性スキャンダル 本人は直撃に絶句 地元議員は「二階王国は完全崩壊だ」
■衆院選中に地元を離れて噂になっていた 伸康氏の地元のB町議はこう言う。 「父親の俊博氏は、亡くなった怜子夫人と地元ではおしどり夫婦として知られていた。世耕氏も、衆院選の勝利の背景には、元参院議員で妻の林久美子さんの献身的な応援があったと言われる。一方で、伸康氏は女性スキャンダル。これは地元で、想像以上に響く。記事が出て以降、女性の有権者からは『こんな人とは思わなかった』と拒絶反応がすごい。選挙中も不倫相手と会っていたとまで書かれると言い訳できない」 伸康氏の不倫疑惑は、衆院選の時からうわさになっていたという。B町議は憤懣やるかたない様子だ。 「和歌山2区が選挙区なのに、なぜか和歌山1区の和歌山市内にある、誰もが知るリゾート地のタワマンに頻繁に行っている、これは怪しいという話を何度も聞いた。衆院選中もタワーマンションに泊まっていると聞いた。伸康氏は新人候補で、他の候補の応援に入る必要もないので、選挙中は和歌山2区を一歩も出ないのは当然のこと。それが選挙区外のタワマンに出入りするのはどういうことやと不満の声があった。また、伸康氏は陣営から『奥さんはいつ和歌山2区に入るのか』と聞かれてもごまかすばかりで、『そのうち』、『落ち着いたら応援に来る』と言っていた。私も直接聞いた。それが、『体調が悪くて』とそのうち言い出した。おかしい、何か隠していると思ってたら、この記事ですわ。こんなヤツを応援していたなんて、情けない。私の支援者も伸康氏を応援してくれたが、メンツ丸つぶれや」 二階家の「王国崩壊」を思わせるこんな出来事もあった。和歌山県警は11月26日、県議の冨安民浩容疑者を逮捕した。県発注の道路工事の競争入札で、県職員をそそのかして情報を漏えいさせたという地方公務員法違反(教唆)の容疑だ。冨安容疑者は和歌山県内の道路工事に大きな影響力をもつとされていた。 A県議はこう話す。 「冨安県議は当選9回。議長経験者でもあり、和歌山県の『道路族』と呼ばれるほどの力があった。力の源泉は二階家との強い関係です。衆院選で二階氏が落選して、1カ月ほどで冨安県議が逮捕された。このタイミングに二階家の落日を感じます」