二階俊博氏の後継・伸康氏に女性スキャンダル 本人は直撃に絶句 地元議員は「二階王国は完全崩壊だ」
「いや、今は何も……」 と絶句したまま、電話が切られた。 携帯電話を鳴らした相手は二階俊博元自民党幹事長の三男、二階伸康氏だ。10月の衆院選では、引退した二階元幹事長の後継者として和歌山2区から自民党公認候補として出馬したが、裏金事件で処分を受けて無所属で立候補した世耕弘成・元参院幹事長に惨敗した。 【写真】二階伸康氏のスキャンダルで「支部長」ポストが近くなったのはこの人 その後は捲土重来とばかりに次の選挙に向けた活動をしていたはずだが、12月16日に発売された週刊ポスト(12月27日号)が、 〈二階俊博の三男伸康が10歳年下美女と隠密不倫旅行!〉 と題したスクープ記事を掲載したのだ。 記事によると、伸康氏は銀座のバーのママA子さんと親密な関係にあり、8月に2人で広島に“不倫旅行”をしていた。10月の衆院選中に石破茂首相が和歌山2区に応援演説に来た際にはA子さんも見にきていて、伸康氏が所有する和歌山市内にあるタワーマンションに宿泊したという。週刊ポストの直撃取材に、伸康氏はA子さんとの交際を認め、夫人とは離婚協議中だと答えている。 冒頭の電話は、不倫や離婚調停について伸康氏に見解を聞こうと、記者が伸康氏の携帯電話を鳴らした際のやりとりだが、一方的に切られて以降、電話はつながらなくなった。 ■参院くら替えを拒んでいた伸康氏だが… 「これで二階王国も完全崩壊だ」 と話すのは、和歌山2区内選出のA県議だ。 A県議によると、伸康氏は落選後も和歌山2区にとどまり、地元の活動に参加したり、あいさつ回りをしたりしながら、次の衆院選でも和歌山2区の支部長として出馬を目指していた。ただ、世耕氏が参院から衆院にくら替えしたため、「空席となった参院和歌山選挙区から、来年夏の参院選で出馬してはどうか。二階家から政治家を絶やしてはいけない」という支援者も多かったという。 だが、伸康氏は、 「これで引いたら世耕氏に負けたことを認めてしまう。もう一度、衆院で戦う」 と、あくまで俊博氏が長年守ってきた衆院の議席を奪い返すことを目指していたという。しかし、女性スキャンダルが噴き出たことで、厳しい情勢となった。