ガソリン代を「年間4万円」以内に収めたい! 燃費のよい軽自動車であれば可能なの?
軽自動車であれば年間4万円のガソリン代で抑えるのは可能なのでしょうか。燃費がよい自動車の性能や年間のガソリン代を4万円以内に抑えるための車種選びを解説します。また、燃費向上のための運転テクニックにも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
年間4万円ガソリン代は何リットル?
経済産業省が開示している「石油製品価格調査(2024年12月2日時点)」の12月2日時点の給油所小売価格調査によると、レギュラーガソリンは1リットル175.4円でした。4万円で給油できるガソリン量は約228リットルとなります。 また、一般社団法人 日本自動車工業会による「2023年度乗用車市場動向調査」によると、平均月間走行距離は362キロメートルという結果でした。年間では4344キロメートルとなります。228リットルのガソリンを使って4344キロメートルを走行した場合、ターゲットとする燃費は19.05リットル/キロメートル以上です。
燃費の良い車と性能
一般的に燃費がよい車としてハイブリット車やプラグインハイブリッド車、電気自動車などが挙げられます。 ハイブリット車(HEV)とは、ガソリンエンジンと電気モーターの両方を搭載している車です。補助的に減速時の回生エネルギーで発生した電気を使い、メインはガソリンエンジンで走行します。 一方、プラグインハイブリッド車(PHEV)は外部充電(プラグイン)が可能です。ガソリンは必要ですが、バッテリーに蓄電できるため、電気で走行できる距離が増えます。その結果、ハイブリット車よりもガソリン代が減ります。 電気自動車(EV)には、エンジンだけでなくガソリンの燃料タンクもありません。バッテリーに蓄電した電気を使って、電気モーターのみで走ります。連続走行距離が短く、電気の充電も必要になるというデメリットがあります。
燃費基準をクリアする軽自動車の車種は?
国土交通省がまとめた「自動車燃費一覧(令和6年3月)」に基づき、ガソリン乗用車の燃費に関する「軽自動車(WLTCモード)」の一覧より、燃費性能が高い車種トップ5を表1にまとめました。また、4344キロメートルを走行した時のガソリン代、ガソリン代4万円分で走行できる距離も計算しました。 表1