パリ五輪「高額」消費に熱視線! 429万円の記念金貨に 400万円観戦ツアーも【WBS】
パリ五輪は高額消費?
盛り上がりを見せる「高額」のオリンピック消費。その影響は、パリ五輪の公式ライセンス商品を販売するエアウィーヴでも。 「こちらはパリ2024オリンピックモデルのライセンス商品のベッドマットレス」(エアウィーヴ営業推進部の遠藤崇さん) 今回、選手村にも導入されるこの商品。従来のモデルではファスナーをぐるりと開けてカバーを外す必要がありましたが、パリオリンピックモデルでは、着脱が容易に。実は、従来より4万円ほど高い価格設定ですが、売れ行きは好調だといいます。 「従来型のマットレスに比べてパリオリンピック仕様のマットレスの売り上げが上回っている店舗が増えている。パリオリンピックのロゴが付いているということもあり、選手と同じ気持ちで使いたいということで(五輪仕様を)使っている人も多い」(遠藤さん) 今回のパリ五輪・パラリンピックの経済効果について、「第一生命経済研究所」首席エコノミストの永濱利廣さんは、「個人消費を2560億円程度押し上げると計算している。前回の東京オリンピックは2480億円。そのときに比べると3%強(増える)」と話します。 円安の影響を受けて、現地パリに観戦に行く人の数は減る可能性があるとみていますが、一方で高額商品の盛り上がりは続くとしています。 「実質賃金は2年以上マイナスが続いているが、家計の金融資産は2100兆円を超えていて、富めるところは富んでいる。高額消費はかなり活況になる可能性はある」(永濱さん) ※ワールドビジネスサテライト