手塚師の長男・貴徳助手が受験3回目で調教師試験に合格「楽しそうに働いている父の姿を見て」目標は控えめに「まず最初の1勝」
JRAは5日、25年度新規調教師合格者を発表した。応募者125人のうち、23人が一次試験に合格し、二次試験合格者は9人だった。 手塚貴久調教師の長男である貴徳助手(32)=美浦・相沢=は3回目の受験で難関を突破した。この道を描いたきっかけはもちろん、地方・海外合わせてG1級11勝を挙げる父の背中だ。「楽しそうに働いている父の姿を見て、調教師を志しました。所属させていただいている相沢厩舎でも、従業員の皆さんは伸び伸びと仕事をされています。私もそういった厩舎をつくりたい」と将来をイメージする。目標のレースを聞かれると、「しっかり精進して、競馬を盛り上げていきたい。目標はまず最初の1勝」と控えめに話した。