岐阜の医薬品製造会社告発 1億3千万円脱税疑い
約1億3千万円を脱税したとして、名古屋国税局が法人税法違反などの疑いで、岐阜県羽島市の医薬品製造会社「ドルド製薬」と前社長の男性(77)らを名古屋地検に告発したことが21日、関係者への取材で分かった。他に告発したのは従業員の妻(74)。 関係者によると、複数の取引先からの代金を申告していない預金口座に振り込ませる手口で除外。2021年3月までの3年間で所得約3億3800万円を隠し、法人税など約8100万円と、消費税など約4900万円を免れた疑いが持たれている。 経理担当という妻が取材に応じ「創業当時、自分たちのお金から出していた分を回収しようと思った。脱税の認識はなかった」と述べた。