愛知県豊橋市のアリーナ建設事業の賛否を問う住民投票は、実現しませんでした。 一方、契約解除には議会の議決を必要とする条例改正案が可決されました。 【写真を見る】揺れる豊橋市議会 “アリーナ建設”審議は午後10時すぎまで 初の住民投票条例案は成立せず 豊橋市の「アリーナ建設・公園再整備事業」をめぐっては、中止を訴えて当選した長坂市長が11月21日、事業者へ契約解除に向けた協議を申し入れました。 26日、市議会では事業推進派・反対派双方の議員から提出された2つの住民投票条例案が審議されましたが、1つは撤回、もう1つは否決され、豊橋市初の住民投票は実現しませんでした。 その後、推進派議員は、議会の議決を経て結んだ契約については、「解除にも議決が必要」とする条例の改正案を提出。改正案は可決されました。 これを受けて、長坂市長は「（アリーナ事業の）契約解除に制約があるかどうかも含め、法的な精査が必要」と話しました。