【速報】鈴木修スズキ相談役が死去
浜松市の自動車メーカー、スズキの社長、会長を40年以上にわたって務め、世界的企業に育てた同社相談役鈴木修(すずき・おさむ)さんが死去したことが27日、分かった。94歳。岐阜県下呂市出身。自宅は浜松市中央区蜆塚。 「軽自動車」のスズキをグローバル企業に飛躍させた。1980年代初頭、当時〝未開〟の市場とされたインドに世界の自動車メーカーに先駆けて進出。83年に四輪生産を開始して、現地の乗用車シェアはトップの約4割を占める。 銀行員を経て58年に鈴木自動車工業(現スズキ)入社。78年、社長に就任し、79年に軽自動車「アルト」を全国一律47万円の低価格で売り出し大ヒットさせた。「ワゴンR」や小型車「スイフト」など、同社のものづくりの理念「小・少・軽・短・美(しょうしょうけいたんび)」を軸に次々に新車を市場投入した。
静岡新聞社