K-POPとペンライト、なぜ韓国の大統領退陣要求デモの象徴に? 少女時代からBTS、aespa、「アパトゥ」まで【解説】
現地メディアは「世代を統合するデモ文化」と評価
アイドルのペンライトを使う人が続出している今回のデモでの現象について、ハンギョレ新聞は、音楽評論家のソ・ジョンミンガプ氏の「アイドルファンは以前から、事務所の不合理な慣行などに対抗して多様な方法で闘い、機敏に対処してきた。現実の政治であれ何であれ、不義と考えることと闘ってきた経験が、今回の集会の爆発力として現れたようだ」との見解を伝えている。 参加者には若年層が多いとされているが、デモで使われているのは、若者に人気の曲だけではない。70~80年代頃から活躍する歌手キム・ヨンジャの「アモール・ファティ」や、音楽グループ・無限軌道の「君に」なども流れたという。ペンライトを持つ中高年や、往年の楽曲を歌う若者がいたことから、ハンギョレ新聞は「互いへの配慮が、世代を統合するデモ文化を定着させたようだ」と報じている。