利回り付きステーブルコインのインパクト──数兆ドルの市場をめぐって競争激化
ドルベース
決済手段としてのステーブルコインは永続的な価値を持ち、非常に重要であると、ステーブルコイン発行会社パクソスのチャールズ・カスカリラ(Charles Cascarilla)CEOは述べた。 しかし、マネー・マーケット・ファンドの6兆ドル程度と銀行預金17兆ドル程度、そして海外のマネー・マーケット・ファンドとドル預金でさらに何兆ドルもあることを考えると、世の中にはもっと大きな可能性があるとカスカリラ氏は語り、次のように続けた。 「決済資産は常に、広範な預金とドルベースの一部だ。そのため、決済用ステーブルコインに使われるものは限られてくる。多くの人がリターンを生むものに投資したいと思うだろうから」 ハディック氏は、時間が経つにつれて、伝統的金融と暗号資産の両方でほとんどすべての取引がトークン化された利回り付き担保に移行するという考えに同意した。 「資本効率を高め、日中決済を行いながら利回りを稼ぐことができるというメリットは、どのような大手機関にとっても無視できないものとなるだろう」とハディック氏は述べた。 |翻訳・編集:山口晶子、増田隆幸|画像:Gerd Altmann/Pixabay|原文:Stablecoin Issuers Want to Give Something Back in Multi-Trillion-Dollar Market Race
CoinDesk Japan 編集部