『着せ替え人形』ボサボサの髪を治す方法 実践してみた←ごめん…NGなことしてもた
あるとき、「これをなんとかしてほしい」と私のもとにやってきたのは、小さな子どもがよく遊ぶ“着せ替え人形”でした。 【写真4枚】変身ぶりが衝撃的! 着せ替え人形のボサボサ過ぎる髪を治そうと… その人形を見てみますと、髪の毛がボサボサなんです。そのボサボサ具合といえばもう、寝癖レベルを通り越していて、右や左、上や下にどないなってんねんというぐらい四方八方にボサボサ。 長いこと着せ替え人形で遊んでいると結構な確率で髪の毛がボサボサになってくるらしいんですが、こうなってしまうとほんまに人形のかわいらしさが台無しですね。 そこで「任せとき!」と人形を預かって、着せ替え人形メーカーの人に聞いてみました。メーカーさんいわく、人間の髪の毛を洗うように優しくシャンプー・リンスをして、クシでといて乾かせば良いとのこと。早速試してみることにしました。 まず、薄めたシャンプーで優しく洗ってみます。するとなるほど、メーカーさんが「人形の髪の毛に付着した汚れもボサボサの原因になることがある」と言ってはったのがわかるくらい、しっとりしてきました。 次にトリートメントです。髪の毛のボリュームをより落ち着かせるために、勝手に使ってよくオカンに怒られた、値段の高いちょっと良いトリートメントをたっぷりつけて、クシで毛先をほどくように、これまた優しくときましたら……。 「お~、すごい!」 さすがええやつ。さらにしっとりと髪がまとまってきました。 水気を落とすようにクシで優しくといていったのですが、そこでやってはいけない“NGなこと”をやってしまったのです。そう、髪の毛を乾かすためにドライヤーを……。 ドライヤーで乾かしていると、髪がみるみるうちに再びボサボサになってしまったんです。 「なんでやぁ!?」 あわてて再度メーカーさんに連絡してみますと、「あきません! ドライヤーは絶対にダメなんです!」という回答が返ってきました。 なぜドライヤーがNGなのかというと、着せ替え人形の髪の毛は合成繊維でできているため熱に弱いんです。熱風を当てすぎると髪の毛が溶けてしまって余計にボサボサチリチリになる可能性があるため、ドライヤーは絶対にNGなんですって。 正しい手順は、薄めたシャンプーで洗ったあとにリンス(トリートメント)をしながら、クシでとく(絡まりをほどくように優しく)。そのあとは、髪を押さえるようにして水気をとって、直射日光を避け、風の当たらない場所に1~2日置いて自然乾燥するんですって。これで、まとまりのある元の髪型に近づくそうなんですが……。 もう、後の祭りです……。やってしまいました。預かったときよりもボサボサがひどくなってしまいました。 そのまま返すと面目ないので、預かっていた着せ替え人形と同じものを新しく買って「ほら、きれいになったやろ」と言いながら返しましたら……。 「うわあ! まるで新品みたい!」って(笑)。 ごめん。今度は、絶対にドライヤーは使いません。 ※ラジオ関西『バズろぅ!』2024年9月21日放送回より (『バズろぅ!』ラジオパーソライター・わきたかし)
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