オールブラックスが「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」のスコッド36名を発表。前主将サム・ケインが復帰。
ニュージーランド代表“オールブラックス”が8月10日に開幕するアルゼンチン、南アフリカ、オーストラリアとの対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」(TRC)のスコッド36名を7月28日に発表した。 キャプテンのLOスコット・バレットは、7月19日(サンディエゴ現地時間)のフィジー戦で外科手術が必要となる手指の怪我を負ったと発表されていたが、今回のスコッドにもキャプテンとして名を連ねている。 現在は経過観察中とされているが、「スカイ・スポーツ」によるとTRCの最初の2試合は欠場の可能性があると報じられている。 FW第3列では、23年W杯までキャプテンを務めていたサム・ケインが選出された。 95キャップを持つ32歳のケインは、5月13日に2024年の活動を最後にオールブラックスから引退することを発表していた。現在はリーグワンの東京サントリーサンゴリアスに所属しているが、ニュージーランドラグビー協会(NZR)との契約期間中の「サバティカル」であることから、代表選出の可能性があった。なおNZRとの契約が終了する2025年以降は東京SGと2027年まで契約を締結している。 さらに今年2月に肩の手術をして復帰まで約6か月要するとされていた、WTBウィル・ジョーダンもスコッドに選出された。 ノンキャップのルーベン・ラヴはハリケーンズの23歳。今回のスコッドではアウトサイドバックにカテゴライズされているが、SOとFBをこなせる身体能力の高いプレイヤーだ。 スコット・ロバートソンHCは「全員が機会を得ていたのでスコッドを選ぶことは難しかった。継続性は大事だが、パフォーマンスに報いることも同じように大事だ」とコメントし、TRCでの結果を求める姿勢を示した。 オールブラックスのTRC初戦は8月10日、スカイ・スタジアム(ウェリントン)でアルゼンチンと対戦する。9月28日のオーストラリア戦まで続くTRCで、ロバートソンHC体制での初優勝と2021年来の4連覇をめざす。