消防システム整備費の未払金、約2億3千万円 豊後高田市が全額を支払い 大分
大分県豊後高田市が業者に対し未払いとなっていた「おおいた消防司令センター」のシステム整備費約2億3000万円について、市は27日付けで支払ったと発表しました。 「おおいた消防指令センター」は大分市の荷揚複合公共施設に設置され、10月から県内の119番通報を一括して受け付けています。センターの新設に伴い、県内の各消防局や消防本部はそれぞれ消防システムなどの整備費を負担しています。 豊後高田市消防本部は市が今年度の当初予算に整備費約2億3000万円を計上し、システムを利用していますが、10月末の期限を過ぎても業者に対し未払いの状態が続いていました。 このシステム整備費について、豊後高田市は27日付けで業者に対し全額支払ったことを発表しました。 未払いだった理由について豊後高田市消防本部は「システムの整備費とセットになっている維持管理費がこれまで900万円だったのに対し共同運用にあたって1750万円と倍増する見積もりを示された。公金のため精査が必要で支払いを待ってもらった」と説明しています。
大分放送