【台風情報】ダブル台風発生へ 来週後半に九州付近へ発達しながら北上・接近のおそれも 日本や海外予報機関の予想データで可能性を示唆 台風17号・台風18号 気象庁・アメリカ・ヨーロッパ進路予想比較【10月2日まで雨・風シミュレーション】
■日本の南に熱帯低気圧4つも うち2つが24時間以内に台風へ 27日午前の時点で日本の南の海上には4つの熱帯低気圧がずらりと並んでいます。このうちマリアナ諸島付近の熱帯低気圧と沖縄の南にある熱帯低気圧が24時間以内に台風へと発達する可能性があります。 【画像で詳しく確認】ダブル台風発生へ 来週後半に九州付近へ接近の可能性も 10月2日まで雨:風シミュレーション 特に沖縄の南にある熱帯低気圧は発達しながら東シナ海を北上して10月はじめに九州付近へ接近するおそれも出てきています。現時点での進路予想を日米欧の予想を比較しながら見ていきます。 気象庁(JMA) 気象庁の週間天気予報の予報支援図では、沖縄周辺には来月初めにかけて沖縄周辺から九州付近にある「L」マークが台風です。一方、その東側を北上していく「L}マークはマリアナ諸島付近の熱帯低気圧が台風へと変わって北上していく可能性を示しています。 進路予想では、マリアナ諸島付近の熱帯低気圧は24時間以内に台風へと発達して日本の東海上を北上していく予想です。前日の予想に比べると台風として存在する期間が長くなる予想に変わりましたが、そこまで発達する予想とはなっていません。 一方で沖縄の南の海上にある熱帯低気圧は、24時間以内に台風へと発達した後にしばらく同じような海域にあったあと、ゆっくりと北上をはじめる予想です。こちらは発達して強い勢力にまで発達することが予想されています。 【画像で確認】強い勢力で沖縄付近へ 10月2日までの雨・風シミュレーション ■アメリカ・ヨーロッパも北上予想 強い勢力で九州方面へ接近も アメリカ・ハワイにあるアメリカ軍の合同台風警報センター(JTWC)の情報です。ここでは監視すべき対象となりうる熱帯低気圧についての情報や台風となった場合の警戒情報などが表示されます。 26日午後の時点で、マリアナ諸島付近の熱帯低気圧については進路予想を開始しています。また、沖縄の南海上の熱帯低気圧についても「97W」としてオレンジ色の丸で囲まれています。JTWCでは定めた基準以上に発達する雲のまとまりができると、LOW(黄)→MEDIUM(オレンジ)→HIGH(赤)へとレベル分けして情報を発表します。赤色になると台風の発生時期に近づいた目安となります。それぞれの意味は以下の通りです。