【台風情報】ダブル台風発生へ 来週後半に九州付近へ発達しながら北上・接近のおそれも 日本や海外予報機関の予想データで可能性を示唆 台風17号・台風18号 気象庁・アメリカ・ヨーロッパ進路予想比較【10月2日まで雨・風シミュレーション】
LOW(黄):監視対象ではあるが、今後24時間以内に基準以上の熱帯低気圧に発達する可能性は低い MEDIUM(オレンジ):今後24時間以内に基準以上の熱帯低気圧に発達する可能性も高まっているが、発達するには24時間以上かかる見込み HIGH(赤):今後24時間以内に基準以上の熱帯低気圧に発達する見込み マリアナ諸島付近の熱帯低気圧の進路予想は大きくは気象庁の予報と変わりません。最大風速をみると日本の南の海上に北上した時に発達のピークを迎えるよそうですが、そこまで極端に強くなる予想ではありません。 アメリカ海洋大気庁(NOAA) アメリカ海洋大気庁は、2つの熱帯じょう乱についてアンサンブル予報の結果について発表しています。「アンサンブル予報」は、数値予報の計算に使う最初の値をわずかに変えたものを複数計算して、その平均やばらつきの程度といった統計的な情報を用いて進路を確率的に予想するものです。 マリアナ諸島付近の熱帯低気圧ついては気象庁やアメリカ海軍と同様に北西方向から北東方向へと進路を次第に変えて関東の沖合の海上に接近する可能性を予想しています。 一方、沖縄の南の熱帯低気圧に関しては北上して東シナ海から九州方面へと進む予想データが多くなっています。まだ予報のバラツキがかなり大きい段階ですが気になるところです。 【画像で確認】強い勢力で沖縄付近へ 10月2日までの雨・風シミュレーション ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF) ヨーロッパの予想もアメリカの予報モデルとほぼ同じようなコースを示しています。 ■沖縄の南の熱帯低気圧 台風に発達して来週後半に九州方面へ北上か 気象庁やアメリカ、ヨーロッパのアンサンブル予報モデルの結果では、沖縄の南の海上にある熱帯低気圧は台風となって東シナ海を北上して、来週後半に九州付近へ接近する可能性を示すデータが多くなっています。 気象庁は週間天気予報の支援資料の中で「東シナ海を北上する熱帯低気圧から変わる台風の動向については初期値変わりが⼤きく、ENSクラスター平均の各グループ間で北上する速度や勢⼒にばらつきが⾒られる。」としており、まだまだ予報には大きなブレ幅がある段階ですが、動向には注意が必要となりそうです。
【画像で確認】強い勢力で沖縄付近へ 10月2日までの雨・風シミュレーション ※台風の最新情報については気象庁発表する台風情報をご確認ください アンサンブル予想データ(気象庁) アンサンブル予想データ(アメリカ・NOAA) アンサンブル予想データ(ヨーロッパ・ECMWF)
中国放送