リニア中央新幹線工事現場沿線で見られる異変 東京都町田市では住宅の庭から水が…岐阜県瑞浪市では水枯れと地盤沈下が…
岐阜県では水源の枯渇
一方、岐阜県では… 石上雄基ディレクター 「リニア新幹線のトンネルは今私が立っているところの真下に計画されています」 まだこの真下では掘削工事は始まっていませんが、既に水源や井戸などに影響が出ているといいます。 今年に入って“水問題”が発生した岐阜県瑞浪市大湫町。 水源32カ所のうち、10月時点で11カ所が枯渇し、6カ所で水の量が減っているといいます。
新たな異変も
その瑞浪市では、新たな異変が起きていました…。 Q:けっこう大きく割れましたね 住民: 「ここらなんかひどいよ、割れちゃったから。割れる割れる」 こちらの住人は、今年の7月頃に自宅の敷地で異変を感じたといいます。 家の近くにはリニアのトンネル工事現場があります。 住民: 「ここが一番ひどいの。18センチだった。 これも同じくらい、7月の始めころから。この高さまであった、ずっと。」 住民によると、敷地内の地盤沈下は続いていて、最大18センチにもなる場所があったといいます。 住民: 「やるせないですよ。あんたの家だったらどう思いますか?と聞きたい。」
JR東海によりますと
JR東海によりますと、トンネル工事周辺の地盤は5月と比べ、最大4.9センチ沈下。 この1カ月の間だけでも1.2センチの沈下が進んだといいます。 JR東海は、地盤沈下した周辺60軒の家屋を対象に調査を開始していますが、10月の会見では“水枯れ”との関係性についても言及しました。 JR東海 丹羽俊介社長; 「トンネル掘削による地下水位の低下の影響は否定できないと考えている。地表面の低下の原因調査を進めたい。」 引き続き工事の安全や生活環境の保全に細心の注意を払って工事を進めていきたいとしています。