松山“好調”評価をカンフル剤に25年も好発進
松山弘平騎手(34)=栗東・フリー=が年明け早々に5勝を挙げ、好発進を決めた。「いいスタートを切れたなとは思いますが、負けた数の方が多いので。始まったばかりですし、気持ちを切り替えて、しっかりと続けられるように頑張っていきたいですね」と気を引き締める。 「毎年、年明けは調子がいいんですよ」。自ら明かすように開幕ダッシュには自信を持つ。「超絶好調でした」と振り返るのが22年1月5日。1RでオープニングVを決め、10R万葉S、11R京都金杯、12Rの3連勝と初日に4勝を飾った。理由はあるのか-。「年明けは早く勝ちたいという気持ちはあるけど、冷静に乗れるようになっているので気持ちが前に出過ぎて失敗することもない」と分析する。 “好調”と評価されることがカンフル剤だという。「年明けに勝つと、周りからも“調子いいな”と思ってもらいやすい。ジョッキーは人から依頼をもらう仕事なので、目立たないといけない。インパクトはいつも意識をしています」とうなずく。 今年の目標に「5年続いている年間100勝は続けたい。あとはG1ですね。勝つのと2着は全然違うので、やはりG1を勝ちたい」と掲げる。25年はさらなる飛躍が期待できそうだ。(デイリースポーツ・井上達也)