小林鷹之氏が出馬会見「覚悟をもって出馬」 自民党総裁選“11人の乱戦”か
日テレNEWS NNN
来月行われる自民党総裁選挙は、候補者として11人もの議員の名前があがる乱戦模様です。19日午後には小林鷹之前経済安保担当相が先陣をきって、立候補の会見を開きました。 小林前経済安保相 「私、小林鷹之は来たる自民党総裁選挙に覚悟をもって出馬することをここに表明します。当選4回、40代、普通のサラリーマン家庭で育った私が、派閥に関係なく今この場にこうして立っている。その事実こそが、自民党が本気で変わろうとする象徴になると考えます」「自民党は生まれかわる。日本は生まれかわる。この国をより高くより遠くへ、覚悟をもって挑戦します」 小林議員は、経済政策については「経済が財政に優先する」と主張した上で「世界をリードする産業を育成する」「地方に大胆に投資する」などと強調しました。さらに「中小企業の利益増大を徹底支援する」と訴え、物価高対策について「対策パッケージを年内に打ち出す」と述べました。 裏金事件で失われた自民党への信頼をどう回復するかについては、次のように述べました。 小林前経済安保相 「今回の政治資金問題の本質は何か。国民の当たり前の感覚との乖離。順法精神の欠如。そして党のガバナンスの機能不全。改めるべきは改めて、もう一度国民の皆様に国のかじ取りはやっぱり自民党に任せたい。そう思っていただけるように力を尽くします。まずは信頼の回復です。不正には厳正に対処します。政策活動費をさらに透明化します」 小林議員は、解散を表明した二階派に所属していますが、総裁選での派閥との関係については「脱派閥選挙を徹底する。支援は一切、求めない」と説明しました。一方、経験不足が指摘されることには「あらゆる世代の議員の力を結集したい」と述べ、ベテラン議員にも支援を呼びかける姿勢を示しました。 また、憲法改正については「早期の発議に向けて最大限の熱量を持って取り組む」と強調しました。