小田原で激突!2勝「明治大学」に2敗「日本体育大学」がチャレンジ。関東大学対抗戦2024
しかし春季大会ではCグループで拓殖大学(27-22)、関東学院大学(68-24)、成蹊大学(59-7)と3勝を挙げ、青山学院大学とも3点差(24-27)の接戦を演じるなどして3位(3勝2敗)だった。
先週の早大戦は83失点で完封されたが、終盤のディフェンス・スピードは目を見張るものがあった。早大のハイスキルで惜しくもボールを散らされたが、80分間敢闘するフィットネス、エナジーをみせた。
スクラムで奮闘するHO萩原一平主将、LOテビタ・タラキハアモアはジャッカルも得意。運動量豊富にフィールドをかけるNO8岡部義大は攻守の要。俊敏な原田来紀、188cmのトアニトニ・キオカタというタイプの異なる両翼も魅力的だ。
課題のひとつは、早大戦でも不安定だったラインアウトなどセットプレー。キックゲームの対応も後手を感じさせた。
ゲームの基盤となるセットプレーを安定させ、いかにボール保持率を高めるか。体力を削られる前に「ハイスピード・ランニングラグビー」で機先を制し、今季対抗戦初トライを奪いたい。
バックスの大きな変更はハーフ団。鹿児島工業出身のSH 日高(中が目) 柊、南信州RSから岡谷工業に進み、今季開幕戦ではドロップゴールを決めたSOラコマイソソ イマニエル(2年)が司令塔となる。CTB 石橋史堂(2年)も先発を託され、紫紺撃破へ向かう。
下馬評有利な明大の3連勝か。日体大は今季対抗戦初トライを挙げ、優勝候補に対して意地をみせるか。鉄笛は午後2時に吹かれる。
多羅 正崇