夏の重いグリーンにも負けない! パターで「順回転」を打つコツを試してみた
夏場の重いグリーンでは思ったより転がらないなんてことが起こりがち。しかし強く打とうとすると、ミスにつながる危険も。自分の距離感を失わず、思った通りの距離を転がすためには「順回転」パットがオススメだと青山裕美プロ。シングルハンディの腕前を持つイラストレーターの野村タケオが実際に試してみた。
順回転なら重いグリーンでも球足が伸びる
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。僕は飛距離が出るほうではないので、グリーン周りでスコアを作るタイプなんです。なので、パットもけっこう得意なのですが、重いグリーンがちょっと苦手。どうしてもしっかり打ちきれずにショートしちゃうんですよね。特に上りとかだと、分かっていても打てない。週刊ゴルフダイジェスト8/6号に「パットの”順回転”を身につけよう!」という記事がありました。順回転のパットができるようになると球足が伸びるそうなので、今の僕にはピッタリの記事! さっそく試してみました。
この記事で解説をしてくれている青山裕美プロによると、夏場は芝の保護のためにグリーンを短く刈り込むことができないので、どうしても重くなりがちだそうです。重いんだったら、単純に”強く打てばいいじゃん”って思いますが、実は”強く打つ”ということにはデメリットもあるそうなんです。アマチュアの場合インパクトで強くパチンと打とうとすると、体が突っ込んでしまい、左に引っ掛けるミスが出ます。パンチが入るとフェース面が安定せず、ダウンブロー気味にインパクトしてしまうためにボールが跳ね、逆に思ったほど転がらないということにもあるそうです。また、何でもかんでも強く打っていると、自分のいつもの”タッチ”が損なわれてしまったりもします。 では自分の距離感を失わないように、強く打つことなく、思った通りの距離に転がるパットを打つためにはどうすればいいのでしょうか? そこで青山プロがおススメするのが「順回転」のかかる打ち方ということなんです。これができれば重いグリーンでも球足が伸びる球が打てるんですね。青山プロによると、ボールの転がりはインパクトの瞬間にある程度決まるということです。パターのロフト角の影響で、わずかに空中をキャリーして後に地面に着弾してから順回転がかかるのですが、前に向かってきれいにキャリーするとスムーズに着弾し、その後、スーッと球足が伸びる順回転につながります。そうすると、カップに向かってあとひと伸びするボールが打て、手前で止まってしまうということがなくなるんですね。 順回転の球が打てることのメリットは3つあるそうです。 1.カップ際でよれない 2.上りでショートしにくい 3.ラインを薄く読める これだけのメリットがあるのなら、ぜひ順回転パットを身につけたいですよね。