ウエスト首位から下位へ転落したウォリアーズのカリーが抱える苦悩「どんな状況であれ、負けるのは嫌だ…イライラするよ」<DUNKSHOOT>
現地時間1月7日、ゴールデンステイト・ウォリアーズは、ホームのチェイス・センターでマイアミ・ヒート戦に臨むも、主砲ジミー・バトラー(出場停止処分中)を欠く相手に40分以上もリードを許し、98-114で敗れて2連敗となった。 【動画】3ポイント全8本成功!2025年初勝利に導いたカリーの76ers戦ハイライト 今季のチームは開幕15戦を12勝3敗と突っ走り、一時はウエスタン・カンファレンス首位に立っていたが、そこから5連敗を喫するなど急降下。1月8日時点でウエスト9位の18勝18敗(勝率50.0%)に沈んでいる。 もちろん、ここから上位へ再浮上することは不可能ではないが、ステフィン・カリーは現状に苛立ちを隠せずにいる。 「ただひたすら苛立っていた。今の僕らは(問題を)解決しようとしている。ロッカールームではみんなが何かを探求している。何が間違っているのかを解明しているところなんだ。試合でもっといいスタートを切れないか。試合中に流れを変える時間帯はどこなのか。連続して相手を止めるべき時間帯はどこだったのか。オフェンスで悪いポゼッションをすると、自分たちの自信やボディランゲージ、雰囲気にも影響を与えてしまうからね」 この試合、カリーは3ポイント8本成功を含むゲームハイの31得点に7リバウンド、2ブロックをマーク。 そのほかトレイス・ジャクソン・デイビスが19得点、7リバウンド、バディ・ヒールドが11得点、8リバウンド、ドレイモンド・グリーンが7得点、10リバウンド、10アシストを記録したが、ジョナサン・クミンガ(足首)やゲイリー・ペイトン二世(ふくらはぎ)、ブランディン・ポジェムスキー(腹部)ら故障者を抱えるチームは、ヒートの堅守の前にフィールドゴール成功率40.8%(40/98)、3ポイント成功率28.0%(14/50)と低調な出来に終わった。 ウォリアーズ一筋16年目のカリーは、ここまで29試合に出場して平均22.8点、4.9リバウンド、6.1アシスト、1.14スティールに3ポイント成功率42.3%(平均4.4本成功)を記録。平均得点はここ5シーズンで最も低いものの、ショット成功率は上々で、とりわけフリースロー成功率は92.9%でリーグトップに立っている。 特に年明けに出場した3試合では平均29.0点に加え、フィールドゴール成功率61.2%、3ポイント成功率60.6%、フリースローはノーミスで7本成功とシューティングに関しては文句なしの成績。しかしながら、同3試合でチームは1勝2敗と勝利に結びついていない。
【関連記事】
- 「足を引きずってまでやりたくない」36歳カリーが語る“引退観”「でもそこに近づいているとは思ってない」<DUNKSHOOT>
- 「王座を獲得したい」ヒート生え抜きのヒーローが語る自身のゴール「D-Wade(ウェイド)と同じような影響を与えたいんだ」<DUNKSHOOT>
- 「欠点を隠すことはできない」バークレーがレイカーズのレディックHCを酷評「効果のない古い戦略を続けている」<DUNKSHOOT>
- 【NBA】レイカーズ、2枚看板不在のマブズに完敗で6位後退。八村塁は6得点、後半は見せ場訪れず<DUNKSHOOT>
- 【NBA】グリズリーズがマブズに逆転勝ちで連敗ストップ。河村勇輝は第1Qから登場し1リバウンド、1アシスト<DUNKSHOOT>