TikTokの「キュウリ男」が原因?キュウリが世界各地で品薄に
キュウリを使ったあらゆるレシピを紹介し、“キュウリ男(cucumber guy)”の別名で知られるカナダ人ティックトッカーの動画が原因で、キュウリの人気が急上昇した結果、世界各地で品薄になっているらしいことが明らかになった。 BBCなども報じているとおり、特にアイスランドでの品薄が顕著で、多くのスーパーマーケットでは需要に追い付けていないという。アイスランドでは年間およそ600万本のキュウリが生産されており、十分な量に聞こえるが、“キュウリ男”ことローガン・モフィットのレシピを心待ちにしている世界中のファンにとっては、これではまだまだ足りないよう。 また、キュウリ不足に悩んでいるのはアイスランドだけではない。ローガンのレシピ(特に話題になったのは、ローガンが7月に投稿したサラダのレシピで、1200万回以上再生されている)を再現しようと試みたオーストラリア在住のあるTikTokユーザーは、キュウリを購入するため、「世界の果てまで行かなければならなかった」と話している。
さらに売り切れはハワイにも波及。あるTikTokerは、動画でこう明かしている。 「Sam's Clubとコストコ、2つのショップに行ったけれど、どちらも売り切れだった。最初に頭に浮かんだのは、『ローガンのキュウリのレシピ動画を最近よく見かけるな』ということ。そして、『彼のせいでキュウリが売り切れたんだろうな』と思った。みんなが彼のレシピを試したがっているし」 ――ただし、TikTokが本当に今回の供給不足の原因であるかどうかについては、議論の余地がある。キュウリに関しては、品薄のほかにも別の大きな問題が発生していることがわかっており、先週、全米ではサルモネラ菌の汚染拡大を受け、31州でキュウリが回収されている。 TikTokを発端に、異様なほど人気が過熱しているキュウリ。世界的な品薄がいつ解消されるのか、サルモネラ菌の汚染問題と合わせて、続報を待ちたい。 From Delish US