こんなにあったの? 「普通」とは一味違う優雅なシューティングブレーク 21選
アストン マーティンV8ヴァンテージ
1960年代のDBベースのシューティングブレークを彷彿とさせる、V8ヴァンテージ・スポーツマン・エステート。ルーフ部分をまったく新しいものに変更し、積載スペースを確保した。 スイスのルース・エンジニアリング社が1800時間をかけて製作し、発表時には世界最速のエステート(ステーションワゴン)と称された。オーナーとなったドイツの顧客は、スキー板を車内に積めると主張したが、このクルマが雪の積もったアルプスの道路でどうやって走ったのか、気になるところだ。
オーグル・トリプレックスGTS
GTSは、調光ガラスのサンディム・ガラス(Sundym glass)を披露するために、トリプレックス・ガラス社の依頼を受けてオーグルが製作したシューティングブレークだ。 ルーフの前半分とリアのサイドウィンドウに曲面ガラスを採用し、1965年のロンドン・モーターショーで観衆を沸かせた。その後も複数のショーに登場する予定だったが、英国のエディンバラ公の専用車としてリクエストされ、2年間使用されることになった。
アストン マーティンEG
このワンオフのアストン マーティンEGの流麗なラインは、ヴァンキッシュをベースとしている。フランチェスコ・ボニオーロ氏がデザインし、「EG」という車名は初代オーナーのイニシャルに由来する。 ベース車より600mm長く、リアハッチからウッド張りのトランクに素早くアクセスできる。ルーフには調光ガラスのイソライト(Isolite)によるパノラミックパネルが装備され、スイッチ1つでキャビンを明るくしたり、暗くしたりすることができる。
ボルボ1800 ES
ボルボといえばステーションワゴン、というイメージはもう古いのかもしれない。しかし、この1800 ESは、今日我々がよく知るボルボのワゴンの先駆者とも言える1台である。 モデル存続のために旧式化した1800クーペをシューティングブレークに変えるという大胆な決断だったが、見事に成功し、1971年から1973年にかけて8077台が販売された。1枚ガラスのリアハッチは当時としては斬新で、1986年の480 ESで再び採用された。