【KNOCK OUT】ぱんちゃん璃奈が再起戦で勝利、最後は蹴り技の乱れ打ちで振り切る
KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT “BLAZE” 2024年6月23日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館 【写真】前蹴りを顔面へぶち込むぱんちゃん ▼第6試合 KNOCK OUT-BLACK女子-48.0kg契約 3分3R延長1R 〇ぱんちゃん璃奈(フリー/初代KNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級&アトム級王者) 判定3-0 ※30-29×3 ×アイリン・ゴンザレス(アルゼンチン/ISKAアルゼンチン・ストロー級王者ムエタイルール、WAKO (48kg) アルゼンチン王者) ぱんちゃんは2019年2月にプロデビュー。無敗の快進撃を続け、2020年8月にREBELS-BLACK女子46kg級初代王座(REBELSとKNOCK OUTの統合により現在はKNOCK OUT-BLACK女子アトム級王者)に就いた。2022年3月には喜多村美紀を破ってKNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級王座に就き二階級制覇を達成。2023年9月にチャッキー、12月にケイスリィ・ヴァンスを連続KO。2024年3月にはK-1に初出場し、RISEの平岡琴に判定勝ち。しかし、5月の『巌流島バーチャルファイト』でルシア・アプデルガリムに判定2-0でプロ初黒星を喫した。 今回対戦することとなったゴンザレスは「ぱんちゃんにはルシアにリベンジしたいとの目標につながる試合を組みたいと思い、同じアルゼンチンの選手を招聘します。ゴンザレスはルシアと試合をして負けていますが、アマチュアとプロで120戦を経験し、アマチュアムエタイのベルト、現在ISKAのベルトも持っているいい選手です。再戦へ向けてやっていく過程でいい相手だと思います」(山口代表)と、ルシアと対戦経験がある選手。 1R、ぱんちゃんは身長差を利した前蹴りと打ち下ろしの右ストレート。サウスポーのゴンザレスは相手をよく見て左右フックを繰り出すがリーチ差もあって届かない。両者ともローを蹴り、相手をよく見てパンチを打つ。右のガードを高く上げるぱんちゃんは蹴りからパンチ、左右の連打を素早く出すがゴンザレスもかわしていく。 2R、ジャブを出すぱんちゃんは顔面前蹴りをヒット。ゴンザレスは左の蹴りを出しつつ左フックを細かく出してくる。ぱんちゃんが左右ストレート連打で前へ出るとゴンザレスも打ち返し、左ボディからヒザ。ぱんちゃんは組んでのヒザ。ぱんちゃんは前へ出てヒザを突き刺す。 3R、ジャブを出すぱんちゃんにゴンザレスは左フックを振ってくる。ぱんちゃんの蹴りを空振りさせて逆に蹴りを当てるゴンザレス。ぱんちゃんは右ハイを軽くヒットさせ、前蹴りで突き放し、接近すると組んでのヒザ。右ストレートからのヒザ、そして左右前蹴り連打からのパンチ、組んでのヒザと攻撃をまとめるぱんちゃん。ゴンザレスが左右フックを繰り出しても左ミドルを蹴り、パンチから組んでのヒザへつなぐ。左右ストレート連打からヒザ、さらに前へ出て右ミドルからのヒザ。ゴンザレスの左右フックは無視してヒザを蹴る。 3Rは蹴りを多用してパンチにつないだぱんちゃんが何度も見せ場を作り、判定3-0でぱんちゃんが再起戦で勝利。一瞬喜びの表情を見せたぱんちゃんだったが、すぐに表情が曇り、試合内容に満足はしていないようだった。
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