ペナルティで3位失うも、スプリント好走にクアルタラロ満足。決勝は「トップ10なら良い結果」
ヘレス・サーキットで行なわれたMotoGP第4戦スペインGPのスプリントレースで、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)は5位となった。ペナルティによる降着があったものの、後方から追い上げられたことは素晴らしかったと振り返った。 【動画】MotoGPスペインGPスプリント、「シンクロ」3台転倒の珍事 クアルタラロはスペインGP予選ではかなり苦戦し、23番グリッドと最後方からのレースとなってしまった。しかしスプリントでは1周目に大きくポジションを上げ、11番手まで浮上。ライバルたちに転倒が相次いだこともありさらに上位へ進み、ダニ・ペドロサ(KTM)も退けて3番手でフィニッシュした。ただタイヤに内圧の規定違反があったため、レース後に5位へ降着し、昨年10月のインドネシアGP以来の表彰台は失った。 クアルタラロにとっては残念な結果にもなったが、内容について彼は素晴らしいものだったと振り返った。 「1周目に10個ほどポジションを上げることができた。これが今回の表彰台争いの鍵だったと思う」 「路面コンディションはとてもトリッキーだったし、そのせいで前方の集団ではクラッシュが多発していた。特定のコーナーでたくさんクラッシュがあったから、僕もコースに何かあると思ったけど、集中を維持し続けたよ」 「ダニとの戦いでも集中し続けたし、僕たちのバトルは素晴らしいものだったと思う」 「スプリントレースを通じて彼が後ろにつけていた。音が聞こえていたんだ。ラスト2周まで3位争いをしているとは分かっていなかったんだけど、良かったよ。特にラストラップはとても印象的だった」 「ペナルティは残念だった。でも明日にまたトライするよ。同じようなスタートを切ることができればいいね。でも現実的に考えて、トップ10でフィニッシュできれば、素晴らしい結果だろうと思っている」
motorsport.com 日本版