県立和歌山商業高校で防災スクール開催/和歌山市
和歌山市の県立和歌山商業高校で、11月18日、「防災スクール」が行われました。これは、和歌山県や消防、自衛隊などの協力で実施されたものです。 体育館で行われた防災スクールでは、全校生徒およそ800人が県の「出張!減災教室」の担当者による地震・津波についての基礎講座を受講し、地震発生のしくみや減災の大切さに関する話に真剣に耳を傾けていました。 その後、学年やクラスごとに分かれ、垂直避難訓練やアルファ米の試食、救急法などを実際に体験しながら学びました。 また、県が作成した「きいちゃんの災害避難ゲーム」を用いて、3年生が実際に地震が起こった際の避難所運営についてゲーム形式で学びました。 防災スクールを実施した教諭の村田堅一さんは「自分たちの命を守ることと他の人の命を守る地域のリーダーとして生徒が育っていくことを目的に実施しているので、そういったところをこれから生徒に身につけていってほしい」と話していました。 3年生の池田吾久里さんは「災害が起こると学校が避難所になると思います。知識は他の人より少しはあると思うので、今回の避難ゲームで学んだ情報を地域のリーダーに伝えて、どういう風にしたら良いのか提案したいです」と意気込みを語りました。