【独自】空を埋めつくす鳥の大群…数万羽が帯状に移動する様子も 渡り鳥の「トモエガモ」か 佐賀市
FNNプライムオンライン
空を埋め尽くすように飛び交う黒い影。 12月19日、佐賀市の上空で約1000羽もの鳥の群れが目撃されたのです。 FNNは専門家とともに、鳥の群れが目撃された現場を緊急取材。 何と、そこには空を帯状に移動する数万羽の鳥の群れが。 群れは形を変え、まるで1羽の巨大な鳥のように見える場面も見られました。 日本野鳥の会 佐賀県支部長・宮原明幸さん: 今(の時期に)考えられるのは、トモエガモというカモ。 飛んでいたのは、顔に巴形の模様が見えることから「トモエガモ」と名付けられた渡り鳥。 トモエガモは日本海側の地域を中心に飛来する冬の渡り鳥ですが、最近は温暖化の影響もあり、佐賀県内でもその姿を見ることが増えたというのです。 日本野鳥の会の宮原さんも「あんな数が飛んでいるのは初めて見る」と驚いていました。 これだけの数が空を羽ばたいているものの、トモエガモは絶滅危惧2類に選定され、絶滅の危険が増大しているといいます。
サガテレビ