氷見の暮らし体験して 元地域協力隊員、夢のゲストハウス開業
元氷見市地域おこし協力隊の野元希恵さん(29)が同市本町の商店街で準備してきたゲストハウスが8日にオープンする。地域の本当の良さは日常の中にあると感じており、氷見の暮らしを体験できる宿をコンセプトにしている。8日に内覧会を行う。 反物を扱っていた元店舗兼住宅を借り、3月から改修してきた。費用の一部はクラウドファンディング「CFとやま」で募った。 名称は元店舗の屋号を生かした「Guesthouse泉屋」で、木造2階建て145平方メートル。氷見の海や祭りをテーマにした男女別の相部屋2室に、それぞれ2段ベッドを二つ置いた。1階にキッチンや住民らも気軽に使えるラウンジ、2階にウッドデッキがある。 愛知県東浦町出身の野元さんは海外でのワーキングホリデーの経験からゲストハウスを開く夢を持った。2023年2月まで地域おこし協力隊として活動し、景色や食、人を含めた氷見の豊かさを知り、多くの人に感じてほしいと思うようになった。「海と里山が身近にある氷見のまちの暮らしを感じてもらえたらうれしい。地元の人にも氷見を訪れた人にも愛される宿にしたい」と話す。