大谷翔平、プレーオフ初陣「1番・DH」 右足首捻挫フリーマンはスタメン復帰 山本由伸が先発登板 大谷7年目初の夢舞台「第1打席、しっかり大事にして入りたい」
「ナ・リーグ・地区シリーズ、ドジャース―パドレス」(5日、ロサンゼルス) ドジャースが先発メンバーを発表した。大谷翔平選手はレギュラーシーズンの指定席「1番・指名打者」で出場し、山本由伸投手が先発のマウンドに立つ。右足首捻挫でレギュラーシーズン最後の3試合を欠場したフレディ・フリーマン内野手は「3番・一塁」でスタメン復帰。MVPトリオがそろって決戦に臨む。 大谷はレギュラーシーズンでチーム最多の159試合に出場し、54本塁打と130打点でリーグ二冠を獲得。打率は首位打者と4厘差の・310で三冠を残したが、134得点、OPS1・036はいずれも1位、59盗塁は同2位だった。 チームの対パドレスの戦績は5勝8敗と負け越しているが、大谷は12試合で打率・326を残し、9月24~26日の3連戦でも打率・546と打ちまくった。前日の記者会見では「単純にシーズン中に残した成績というのは、それはそれだと思う。ポストシーズンでアドバンテージになるわけでもないし。パドレス戦で打ったか打たないかはちょっと自分では把握してないのでわからないんです」と大谷。「パドレスは球界の中でも素晴らしいピッチャー陣だと思いますし、なかなか、自分の打席を冷静に送るっていうのは難しい相手だとは思いますけど。初めてのポストシーズンでしっかりそれをできれば、十分に数字が残るんじゃないかなと思います」とも話した。 山本は当初は第2戦に登板する予定だったが、3日前に順序変更を通達された。6日後の第5戦を見据えた措置で、メジャー1年目でプレーオフ開幕投手の大役を託された。 今季は18試合に登板し、7勝2敗、防御率3・00。6月に右肩腱板損傷が見つかり、約3カ月の離脱を強いられた。9月10日に復帰後は4登板で16イニングを投げて1勝0敗、防御率3・38の成績を残した。 パドレス戦はここまで2試合に登板。メジャーデビュー戦となった3月21日の韓国開幕シリーズは1回5失点KOで初黒星を喫し、4月12日のマウンドは5回を投げて2被弾するなど3失点だった。 ドジャースは試合前にベンチ入りメンバー26人(投手13人、野手13人)を発表。投手陣は9月24日にメジャーデビューしたばかりの22歳右腕のエンリケスがメンバー入りし、代わって13年目、メジャー通算485登板のベテラン右腕ケリーが枠外に。左足親指痛により8月31日から負傷者リスト入りし、プレーオフからの復帰を目指していたベテラン左腕のカーショーも登録メンバーから外れた。 試合前の会見でロバーツ監督はケリーが右肩痛を再発させたこと、カーショーが今後もポストシーズンで登板しないことを明かした。 ▽ドジャースのラインアップ(成績はレギュラーシーズン) 1番・DH 大谷 打率・310 54本塁打 130打点 59盗塁 OPS1・036 2番・右翼 ベッツ 打率・289 19本塁打 75点 OPS・863 3番・一塁 フリーマン 打率・282 22本塁打 89打点 OPS・854 4番・左翼 T・ヘルナンデス 打率・272 33本塁打 99打点 OPS・840 5番・三塁 マンシー 打率・232 15本塁打 48打点 OPS・852 6番・捕手 スミス 打率・248 20本塁打 75打点 OPS・760 7番・二塁 ラックス 打率・251 10本塁打 50打点 OPS・703 8番・中堅 エドマン 打率・237 6本塁打 20打点 OPS・711 9番・遊撃 ロハス 打率・283 6本塁打 36打点 OPS・747 投手 山本 7勝2敗 防御率3・00 ▽パドレスのラインアップ(同) 1番・DH アラエス 打率・314 4本塁打 46打点 OPS・738 2番・右翼 タティース 打率・276 21本塁打 49打点 OPS・832 3番・左翼 プロファー 打率・280 24本塁打 85打点 OPS・839 4番・三塁 マチャド 打率・275 29本塁打 105打点 OPS・797 5番・中堅 メリル 打率・292 24本塁打 90点 OPS・826 6番・遊撃 ボガーツ 打率・264 11本塁打 44打点 OPS・688 7番・二塁 クロネンワース 打率・241 17本塁打 83打点 OPS・714 8番・一塁 ソラノ 打率・286 8本塁打 35打点 OPS・760 9番・捕手 ヒガシオカ 打率・220 17本塁打 45打点 OPS・739 投手 シース 14勝11敗 防御率3・47