【ナゼ?】小学校の栄養職員、給食費を約800万円“コツコツ”横領 「この“技”を別の才能に活かせていれば…」その驚きの手口と、まさかの使い道とは―
2024年9月13日に行われた福島県教育委員会の会見によると、福島・郡山市の小学校で給食の献立・調理などを担当していた学校栄養職員の女性(42)が、給食費口座から計798万7262円を横領していたということです。 【写真で見る】「オススメは、お湯ポチャ1分」「フィッシュソーセージチップス」人気再燃の魚肉ソーセージ、ひと手間でおいしさUPの食べ方をご紹介!2024年に入って再ブレイクしたワケ
■もも肉を胸肉に…一食当たり14円などコツコツ節約、差額を横領
その驚きの手口が、約2年間で32回、節約した差額を横領するというもの。1年目は一食当たりの予算310円を実費296円にして、14円を節約。2年目には予算330円に対し実費280円と、節約額を50円まで伸ばしています。
例えば、『鶏もも肉を使うべき料理で安価な胸肉を使う』といった節約術を駆使していたといいます。 しかし、味や量について、福島県教育委員会の担当者は「保護者からの問い合わせや、メニューに対するクレームはなかったと聞いている」と話しています。 (『読売テレビ』西山耕平アナウンサー) 「だから、味は良かったんでしょうか。節約した分を自分のポッケに入れるんじゃなくて、還元していたら、『素晴らしいやりくりだ』と言われていたと思います。胸肉も栄養がありますから、たんぱく質も豊富で」 (『読売テレビ』佐藤佳奈アナウンサー) 「物価高で、いろんなものが値上がりしている中、1年目は実費296円・2年目は280円と下がっていますからね」
■横領の背景に人手不足?美容・旅行・犬の飼育費などに使うも全額返金
この女性職員は献立・調理の他に会計なども全て担当していて、今回、後任者の指摘で不正が発覚しました。横領した給食費は美容・旅行・犬の飼育費などに使っていたということで、女性職員は横領を認め、全額返金。福島県は、この職員を分限免職にしました。
Q.一人に任せていたとはいえ、ダブルチェックは働かなかったのでしょうか…。 (元経産官僚・岸博幸氏) 「人手不足はあったんでしょうけど、予算を執行するわけだから、それを全部一人に任すのは本来あり得ないです。節約して買う原材料が安くなったら、当然わかるじゃないですか。その段階で誰も把握していなかったのは、非常に不思議です」 (西山アナウンサー) 「この“技”を別の才能に活かせていれば…と思いますが、私利私欲のために横領したことは絶対に許されません」 (「情報ライブ ミヤネ屋」2024年9月20日放送)
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